2007年03月05日
血液透析の仕組み
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■血液透析の仕組み(詳細イラスト付)
(1)シャント・脱血側(血液を取り出します)
(2)シャント・返血側(綺麗になった血液を体内に戻します)
(3)動脈側血液回路(汚れた血液が通ります)
(4)静脈側血液回路(綺麗になった血液が通ります)
(5)ニードル(注射針)アクセスポート(ここに針を刺して血液を採取したり・薬液を注入したりします)
(6)ピロウ(十分な量の血液が流れていると膨らみます。血液量が足りないとぺしゃんこになります)
(7)血液ポンプ(血流量を多くすると回転数も上昇します)
(8)エアートラップチャンバ(万が一回路内に空気が入ってきた場合ここで抜きます。また凝血塊を捕捉します。静脈側のエアートラップチャンバは、血液が体内に戻る際の最後のフィルタリングの役目があるので、とても大事な器具です。静脈圧を測る役目もあります)
(9)ダイアライザー(水を抜いたり血液を綺麗にします。ダイアライザーは各メーカーから様々な種類が発売されています)
(10)気泡センサー(気泡を検知するとクランプが閉まりポンプが停止します)
(11)静脈圧モニータライン(静脈圧を監視します)
(12)透析液(透析液出口。綺麗な透析液が出て行きます。透析液は、電解質、重炭酸、ブドウ糖等が含まれています。)
(13)透析液(透析液戻口。ダイアライザーの中空糸膜を介した物質移動により、毒素や水が透析液側に移動し、それによって汚れた透析液が排液として捨てられます)
(14)抗凝固薬注入ライン(血液が固まらないように、ヘパリン等を注入します)
(15)生理食塩水(図は返血用の生食です。エアー返血により死亡事故が起きた為、現在では安全面を考慮し、生食で返血する様になっています)
(16)オーバーフローライン(プライミング用生食を流す時に用います。また、静脈圧ポートラインの予備の役目もあります)
(17)自動プライミング装置(回路に生食を流しプライミング(エアー抜き)をします。タイマーで自動的に行えます。また、気泡センサーの役目もあります。装置の左側に血液回路をかませると、気泡を検知した際クランプが閉まり、血流が止まる仕組みになっています。図はJMSのAP-02)
(18)プライミング時に生食を流す受け皿です
※文中の赤・青文字は、動脈側回路・静脈側回路を表しています。赤青色混在は動・静脈回路両方に同様の機能があるという意味。
※コンソール(透析装置)は、日機装DCSー25をモデルにしました
※色・形状は実物とは異なります
※血液回路はメーカーや透析施設により多少異なります
※画像・記事中に、誤植・誤記があればご指摘下さい。
- by idechan
- at 07年03月05日 00:00

comments
10番のエア検知器. 移動式のは動脈(脱血)側チャンバーの下では御座いませんか?
しかし,綺麗ですねえ. 今度使わせてください.版権はお幾らくらいで?
>>1
当院では静脈側チャンバ下部にありましたが、明日もう一度確認いたします。
kusakari先生の施設でご利用の場合は無償提供させていただきます。
著作権表示以外は、ご利用施設向けに削除・修正致します。(例えば、丸数字や説明文を削除するとか。)
※HDFの回路はまだ勉強不足です。
>>1
確認して参りました。
静脈側チャンバの下で間違いありません。
当院の技士さんによると「施設により動脈側に装着している所もあるが、ウチの場合は静脈側に装着することで、最後の砦として、透析装置本体の検知器と共に二重の防御を行っている」というお話でした。
了解.なんとなくそんな気もしていました.
最後を二重に安全装置を掛けているわけですね.
>>4
そういう事のようです。
きれいに作られていてびっくりしました。
画像を使用させて頂きたいのですが、どうしたらいいでしょうか?
>>6
当サイトの管理者です。
個人で使用されるのであればそのままダウンロードされて問題ありませんが、ウェブ上で公開される場合や、教材として使用される場合は、以下のページから使用目的を入力されて送信してください。
http://idechan.net/postmail2/jin_mail.html
−アイネット−
こんばんは。
透析病棟で勤務しています。
透析室のコンソールについての画像を自分の勉強のため印刷させて頂きたいのですが。
どうすれば印刷が可能ですか?
>>8
筒井様こんばんは。
以下のURLにアクセスして印刷を試みてください。
http://jin.idechan.net/images/hd_bloodcircuit.jpg
※(有料・無料に拘わらず)出版物等への使用は有償となりますのでご注意願います。
美しい!!感動しています。
とても勉強になりました。
(8)エアートラップチャンバ(万が一回路内に空気が入ってきた場合ここで抜きます。また凝血塊を補足します。
きっと、捕捉 ですね。
>>10
薬剤師様こんにちは。
ご指摘ありがとうございます。
誤字部分は訂正いたしました。